私的半端メモ

エンタメ鑑賞に私情をめちゃくちゃ持ち込みます

感動が薄れていく恐怖|『アナザースカイ』とTwitter

アナザースカイが好きだ。

知らない国で、知っている人が何かを語り、知らなかった一面を垣間見れる。余談だが、一眼レフで撮られたパキッとした色味もテレビ番組っぽくなくて好きだった。いつか有名になって絶対に出たいと思っている。だから、海外渡航ありきで放送が再開された時は日本で私が一番喜んだんじゃないかというくらい発狂した。

そんな私が狂気的に崇拝している今週のアナザースカイは、岩田剛典さんだった。

2月3日放送の「アナザースカイ」は岩田剛典がイタリアへ。|アナザースカイ|日本テレビ

印象に残った言葉がある。

「大人になっていくというのは、失敗にしても成功にしてもある程度のケースっていうのを想像できてしまうことだと思うんですよ」

「初体験、初経験に勝る感動はないから」

 

なんで引っかかったんだろう。と思ったが、先日に同じようなツイートをいいねしていたからだった。

汐 on Twitter: "1回目に泣いた映画は、10回目ではもう泣けないし、初めて聴いた時に衝撃を受けた音楽は、今ではすっかりプレイリストに馴染んでしまっているし。感情の鮮度は、どうしても時間には抗えない。" / Twitter

歳を重ねると、悔しさも薄れていく。仕事で失敗しても、入社当時の頃よりも悔しさを感じられない自分がいる。経験を重ねることで、強く心を揺さぶられる出来事が少なくなってしまった。

20代後半になってなんとなく自分という人間がわかってきて落ち着いてきているが、人生の先輩たちを見ているとまだまだそんなこと言ってられないなと思う。

セブンイレブンのコーヒーがうまい

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セブンイレブンのコーヒーにハマっている。

会社から徒歩30秒のところに別のコンビニがあるのでいつもそっちを利用していたけど、セブンのコーヒーがガチだと聞いてから気になっていた。なので、出社するときに少し手間だけどセブンイレブンに足を運ぶことにした。濃さを調整できるのも良い。軽い方が好きなので。

社会人を始めた時から思ってたけど、コーヒー片手に出社することに異様なかっこよさを感じている。どんな持ち方でオフィスまでの道のりを闊歩しよう。どんなふうに同僚に挨拶しよう。

蓋を覆うようにしてカップ部分を持ち、手を下げて運ぶのが一番かっこいいと思っていたのだが、TikTokでなぜかファッション系アカウントの男性が同じ持ち方をしてめちゃくちゃ叩かれていたのを見て以来やりづらい。

 

言葉にしなきゃ伝わらない | Netflix『脱出おひとり島 2』

※ネタバレあり※

脱出おひとり島 | Netflix (ネットフリックス) 公式サイト

シーズン1に引き続き観た。1をみたきっかけは覚えていないが、確か自分の中で恋愛リアリティブームと韓国ブームが同時に沸き起こっていたからだと思う。男女ともに鍛えられた身体と自信があり、とても気持ち良く見れた。

三者が見ると明らかに惹かれあっている2人がくっつかなかったのは意外だったが、思い返してみるとそれぞれが友人に相手のことを語っているシーンはとても多かったが、当然相手はそんなこともそこで何が語られたのかも知らない。

2人が面と向かって話している場面だけ切り取ってみると、明らかに言葉足らずだった気がした。(もちろん私はオンエアされた部分しか見てないが)

相手が自分のことを好きか判断する基準って人によって違うから、自分の中で好意を伝えているつもりでも十二分に伝わってないことが多いのかも。

ちゃんと「好き」を伝えないとダメなんだなって勉強になりました。

「こうなりたい」という原動力と「こうはなりたくない」という抑止力

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今の自分を支えるのは、「こういう大人になりたい」という希望だ。notionに理想の大人リストを作り、箇条書きで書き溜めている。

(ちなみに、1個目は「美味しいオムレツを作れる」。これは映画『二ツ星の料理人』で料理人の主人公が軽い朝ごはんにと、タオルを肩に掛け寝起きの服のままめちゃくちゃ綺麗なオムレツを作っていたのがかっこよかったから。)

「こうなりたい」「こう見られたい」という理想を持つことは、自分への興味も深まるしモチベーションにもなる。

自分は新卒時代、とても優秀な先輩に懇切丁寧に教えてもらい、「いつか自分もこういう先輩になりたい」と思っていた。

そして最近、後輩ができた。正直いって全然あの先輩のように立ち振る舞えない。それどころか、自分が入りたての頃にやられて困ったことをやってしまっていることに気付いた。

その時ふと、こうやって気を抜くと「こうはなりたくない」と感じたような大人になってしまうのではないかと思った。急に不安になった。このまま歳を重ねると、下の世代に「こうはなりたくない」と思われてしまう大人になってしまう。

理想よりも嫌悪の方が身体に染み付きやすい。理想は諦めてもマイナスにはならないから、捨てがちだ。

もっと「こうはなりたくない」と心に留めておく必要がある。