私的半端メモ

エンタメ鑑賞に私情をめちゃくちゃ持ち込みます

30に向けて|『こっち向いてよ向井くん』『30までにとうるさくて』

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波瑠と市原隼人のワンシーンを観て、興味が湧いてNetflixで見た『こっち向いてよ向井くん』。

ビジュアル的に王道恋愛系かと思っていたら、痛い男あるあるを詰め込んだ女性からしたらスカッと系な構成の話だった。…と、1.2話を見たときまでは感じたが、8話〜最終話がこのドラマの真髄だった。

大人になると、一緒にいるために名のある関係性や法律的な制度が求められる。ただ「一緒にいたい」だけなのに、気持ちだけでは立ち行かなくなる瞬間がやってくる。

社会的な定義付けがされないと大人は一緒に居続けられない。そう思い込んでいた。そんなことはない。ただ、相手とたくさん話し合う必要があるかもしれない。

自分と考え方や生き方が違ったときにそれを擦り合わせるのはもう面倒で。だけど、それじゃどんな関係もいつか終わりが来る。

最近、すごく好きな人がいた。色んなところにいったり美味しいものを食べたり、1日の出来事を話したい、ずっと一緒にいたいなと思える人だった。友情でも恋愛感情でもないから想いの伝え方に迷った。「この人とずっと一緒にいたい」と決意してから半年が経ってしまった。一緒にいたいという気持ちは強まっていくばかりなのに、自分の気持ちが言語化できない。

だから、わかりやすい恋人の枠に逃げてしまった。付き合うことが1番わかりやすく一緒にいれる関係だから、無理やり恋愛関係に落とし込んでしまった。その結果(色々あって)大失恋した。

今になって思えば、私たちはもっと話し合うべきだった。このドラマを告白の前に観ていたら…と思ったけど、大失恋をしたからこそ出会えた作品と言葉なんだろうな…。

 

30代って思ってたより全然まだままならなくて楽しいね

 

『30までにとうるさくて』は向井くんの余韻で観た。大人しめのセックス・アンド・ザ・シティみたいだった。